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露天風呂付近からクマ、街に飛び出し男女襲う…旅館のガラスに手形くっきり - 読売新聞

 クマが住宅街などに出没し、相次いで人が襲われている。冬眠前の栄養を蓄える時期だが、今年はドングリが凶作のため、山から下りてきて、人の生活圏まで行動範囲を広げているようだ。石川県では16~18日の3日間で計8人が襲われ、10年ぶりに「クマ出没警戒情報」が発令されている。

 17日午前、石川県加賀市の山代温泉は、温泉街を駆け回るクマに騒然となった。男女3人が襲われ、けがを負った。

 県警大聖寺署などによると、目撃されたのは午前8時頃。旅館の中庭から窓に突進するのを宿泊客が見た。クマは露天風呂付近から街に飛び出し、歩いていた男性の足をかみ、自転車の女性の頭をひっかいた。

 その後、車に衝突したり、ガソリンスタンドの壁をよじ登ったりし、出没から約4時間半後に駆除された。旅館の常務男性(60)は「クマの手形がくっきりとガラスについていた。客も従業員もおびえていた」と話す。山代温泉では翌18日にも、70歳代の女性がクマに襲われた。

 先月まではキャンプ場や登山道など山林やその付近で襲われるケースが多かったが、最近は住宅街での被害が目立つ。

 山形県鶴岡市では7日、住宅や商業施設、小学校などが並ぶ地区の会社敷地内で、男性が頭や足にけがを負った。登校時間帯だったが、児童らに被害はなかった。新潟県新発田市では18日、山間部から離れた観光施設で観光客が襲われた。

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